
迷わず救急車を要請して、すぐに処置を受ける必要があります。躊躇している暇はありません。
17年前の事なので治療内容などに間違いがあるかもしれませんがご了承願います。
救急搬送
救急車を呼ぶと恥ずかしいとか、サイレンが近所に迷惑とか思っては駄目です。すぐ呼んで下さい命あっての物種です。急性心筋梗塞は時間との勝負です。
胸痛から心停止までの時間は、1時間以内が約86%(うち瞬間死25%)であり、「発症から1時間以内に適切な処置を行い専門病院に搬送されること」が重要となる。
日本循環器学会より
搬送時自分で救急車に乗ろうとしましたが、静止されました。玄関先でストレッチャーに乗せられそのまま救急車へ。動くと心臓に負担がかかるようです。救急車を呼んだら静かに待つのが正解です。
後に聞いた話では隊員は心筋梗塞を疑い、対応可能な病院に搬送したそうです。運もあったのかもしれませんが、隊員に感謝です。
救急処置
救急治療室では尿管カテーテルと心臓カテーテルが行われました。(特に記憶にある処置のみ記載します)尿管カテーテルは体の動きが制限される為に行われるものです。この後2日間は微動だにもできず、トイレも行けませんので必要な処置です。
心臓カテーテルは右手首の動脈?から挿入し、血管が詰まっている箇所でカテーテル先端部の風船を膨らませ血管を広げることで血流を促します。血流が回復した途端に胸の痛みは解消されました。
心臓カテーテル挿入時の痛みは局所麻酔のためか記憶はありません。(原則血管、心臓内は痛みは感じないようです)それよりも尿管カテーテルの方が痛く、抜く時も嫌な痛みがありました。(これついては後程説明)
HCU
救急治療後はHCU(ICUより重症度が低い患者が対象)に移され、ベットの上で微動だに出来ず点滴を受けていました。
意識はありましたが、体を動かす事は厳禁で寝返りをする場合も看護師にお願いするほどです。体の清拭も看護師に委ねられ、食事はおろか水を飲んだ記憶もありません。
一日半後に一般病棟に移動しましたが、HCUの期間はとても長く感じれました。HCUで6人と面会してます。上司、叔父、いとこ、兄弟、子(許可制と思いますが、それだけ状態は良かったのかもしれません。)
一般病棟については次の記事で記しますが、入院中に記録した資料を添付しました。原文のままなので解り難いかもしれません。入院は2週間です(以外に短期間です)
つづく意外と短い入院
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